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ガソリン添加剤とは？車にどんな効果があるの？

更新日：2023年10月13日

ガソリンに加えてエンジン性能を回復させるのがガソリン添加剤です。

名前は聞いたことがあるけど、使ったことはないという人は多いでしょう。
添加剤はいくつか種類があり、ガソリンに入れたほうがいいのでしょうか？
この記事で、ガソリン添加剤の効果やメリットなどをご紹介します。

ガソリン添加剤とは？

ガソリン添加剤は、エンジン内部の燃焼室や給排気バルブなどの燃料供給系の性能維持のために使用します。
エンジンは稼働していくと、内部にカーボンやワニスなどの不純物が溜まっていき不調が起きます。
燃料供給系に溜まると、1分間に何千回転もするエンジンでは少しの不純物でも不調の原因です。

エンジン内部の不純物を取り除くのがガソリン添加剤です。

ある程度距離を走った車に入れると効果が得られます。

ただし添加剤はドーピング剤ではなく、エンジンパワーアップや燃費の劇的改善効果はありません。
あくまでエンジン本来の性能を取り戻すための添加剤です。

添加剤はクリーン系とパワー回復系の2つ

ガソリン添加剤の種類はクリーン系とパワー回復系の2つです。

クリーン系のガソリン添加剤は、エンジン内部を綺麗にします。
燃焼室やインジェクターなどの不純物を取って綺麗にして、エンジン性能を回復します。

数千kmごとに使うとエンジンを綺麗に保てるのです。

高速道路を走る前に使うと特に効果を得やすいです。

パワー回復系はエンジンパワーを回復します。
オクタン価を高めてノッキングしにくい状態を作ります。
ノッキングでガソリンの点火が遅れなくなるために、燃焼パワーを十分に使用できエンジンパワーを回復させるのです。

どちらの添加剤もエンジン調子が悪いときに使うものであり、人間で言えば薬のようなものです。
ちなみに水抜き剤もガソリン添加剤の1つです。
ガソリンタンク内に溜まった水分を分解させ、ガソリンと一緒に燃焼させて排出します。
水抜き剤を使うことで燃料タンクが錆びにくいです。

ただ最近の車のエンジンタンクは樹脂製であるために、錆びる心配はなく水抜き剤は不要です。

目的別に合うガソリン添加剤

ガソリン添加剤は自分のエンジンの不調に合わせて使わないと効果を得られません。
添加剤は大きく分けて2つの場合に使用します。
それぞれでどんな場合に使えばいいか見てみましょう。

燃費低下には洗浄効果の高い添加剤

完全に新車のときと同じ状態にはなりませんが、エンジン内部のカーボン汚れを取り除くのが洗浄効果の高い添加剤です。
使用すればエンジン性能を取り戻せます。
燃費が悪くなってきたときや、中古車を購入したとき、または年式の古い車を長く乗っているときには洗浄効果の高い添加剤を選ぶのがおすすめです。

添加剤は定期的に使うとエンジン性能改善を実感できます。
効果を長く保つならば、防汚コート入りがおすすめて汚れ付着を防ぎ、添加剤の使用頻度を減らせます。

吹き上がりを良くするならば燃焼力を高める添加剤

ガソリン燃焼力を高める添加剤は、加速性能を良くして燃費改善効果があります。
エンジン能力を取り戻したいならば、燃焼力の高い添加剤を選んでください。
振動を感じるときは、潤滑剤をプラスした添加剤がおすすめです。
エンジン内部のピストンの動きがスムーズになるために、エンジン性能向上が期待できるかもしれません。
潤滑が良くなると、金属摩耗が減るために車を長く愛用できます。