更新日：2023年09月26日

車を汚れにくくして傷から守るのがコーティングです。

コーティングにはいくつか種類がありますが、取り扱いを間違えるとすぐ剥がれます。
施工したコーティングは長持ちさせたいものです。
この記事でコーティングが剥がれる原因と、剥がれたときの対処方法をご紹介します。

コーティングが剥がれる原因

コーティングはダメージを受けると剥がれやすくなります。
車を走らせれば色々な汚れが付着するので、それら汚れを放置すれば剥がれる可能性が高いです。
そのために普段からの洗車が大切であり、汚れたら洗うようにします。

鳥の糞や虫の死骸などのダメージ

車のボディには砂埃や泥など以外の汚れも付着します。
鳥の糞、虫の死骸、花粉などの汚れも付着し、これらの汚れはコーティングを剥がす原因です。
これらの汚れはコーティングに付着すると酸性となり、次第にダメージを与えます。
長時間放置するとコーティングにダメージを与えるので、見つけたら拭き取ってください。

また春になると日本に飛来するPM2.5もコーティングを傷めます。

付着して時間が経っていないと、柔らかい状態であるためにウェットティッシュや濡れたティッシュで拭き取ります。
時間が経って固まっていたら、水を吹きかけて柔らかくしてから拭き取ります。
固いまま拭き取るとコーティングが傷つくかもしれないので避けてください。

紫外線や排気ガスによるダメージ

汚れ以外にも紫外線もコーティングを剥がす原因です。
ただし紫外線で直接コーティングがダメージを受けるのではなく、塗装がダメージを受けます。
特に赤やオレンジ、黄色の塗装は紫外線のダメージを受けやすいです。

そして青空駐車するとき、いつも同じ場所に車を停めると、同じ場所に紫外線を受けるので、その場所のコーティングが剥がれやすくなります。

車は外を走らせるので、紫外線のダメージをゼロにすることはできません。

ダメージを軽減させるならば、ガレージなど屋根のある場所に駐車するか、青空駐車ならばカバーをかけます。

排気ガスもコーティングを剥がす原因です。
高速道路や工業地帯が近くにあると排気ガスが車に付着しやすく、特に雨がふるとボディにつきます。
付着した排気ガスは劣化するので、コーティングを剥がします。

メンテナンスによるダメージ

コーティング後でも洗車しますが、この洗車も行い方によってはダメージを与えます。
砂埃や泥が付着したまま洗えば、それらがコーティングを傷付けます。

また洗車機は傷がつきやすいために、できるだけ手洗いで洗車したほうが良いです。

洗車するとコーティングに傷がつくからといって、洗わないのもよくありません。
適切に洗車しないと付着した汚れによってコーティングにダメージを与えます。
次第に汚れが落ちにくくなり、車のボディーの光沢や艶が失われます。

またコーティング自体のメンテナンスも必要となるので、半年から1年に1回専門業者でコーティングのメンテナンスを依頼しましょう。

コーティングの質が低い

コーティング自体の質によっても、剥がれやすいかどうか決まります。
質の高いコーティングはボディに密着し、密度の高い膜を形成して塗装を守ります。
逆に質が低いと剥がれやすく、薬品や傷に対する耐性が低いです。
質の高いコーティングを施すには、施工前の下地処理が大切です。

車を洗車して綺麗に汚れを取り除き、油汚れもない状態でコーティングを塗布します。
汚れがあれば、その汚れの分だけコーティングが密着しにくくなり剥がれやすくなります。

コーティングを剥がれないようにするポイント

コーティングを剥がれないようにするには、日頃からのメンテナンスを行います。

適切に洗う

洗車では硬いブラシや洗車機は避けましょう。
手洗い洗車を行い柔らかいクロスやスポンジを使って洗います。
月に1回から2回を目安に洗車すると、コーティングのコンディションを保てます。
コーティング後は汚れが落ちやすいために洗車は楽です。

洗車時は最初にすすいで、ボディに付着した砂埃や泥を落とします。

それからカーシャンプーで洗うようにして、最後の拭き上げは水滴を残さないように丁寧にします。

コーティングのメンテナンスを行う

洗車では落ちない汚れを、コーティングのメンテナンスで取り除きます。
コーティングを行う業者で施工後の定期メンテナンスをしているので、一度相談してください。

メンテナンスでは、コーティング被膜の上に積もったミネラルを除去します。
ミネラルはカーシャンプーでは落ちないために、専用の洗剤で洗わないと落ちません。
市販品もありますが、専門業者の方がアドバイスを受けられます。

コーティングが剥がれたとき

コーティングが剥がれても、急激に塗装が傷むことはないです。
その場合はコーティングを剥がし下地処理を行い、再度コーティングを行う必要があります。
剥離作業には専門知識が必要であり、自分で行うのは難しいでしょう。
コーティングが剥がれたならば、専門業者に相談してください。

まとめ

コーティングは汚れや紫外線などと、さまざまな要因によって剥がれやすくなります。
特に付着した汚れは剥がれる原因となるので、汚れが目立てば洗車して綺麗にしてください。

またコーティング被膜にはミネラルが付着するので、コーティングのメンテナンスで綺麗にします。
もしもコーティングが剥がれたならば、専門業者で相談してください。