更新日:2023年09月19日
車に使えるのがボディカバーで、駐車時にカバーをかけている車があります。
ボディカバーをかけるといくつかのメリットを得られます。
あまりカバーをかけている車は見かけませんが、どんな効果があるのか知りたい人もいるでしょう。
この記事でボディカバーのメリットや注意点をご紹介します。
目次
ボディカバーを使うメリット
ボディカバーは車に与えるダメージを防ぐ効果があります。
いくつか使用したときのメリットを見てみましょう。
酸性雨や黄砂、花粉を防ぐ
悪天候時に酸性雨から車を守るのが大きなメリットです。
さらに酸性雨の他に、海に近い場所ならば潮風からも守れます。
酸性雨はウォーターデポジットやイオンデポジットの元となり塗装を傷め、潮風は塗装や金属パーツを傷めます。
冬寒くなる地域ならば結露も防げるでしょう。
地域によっては黄砂や花粉、PM2.5の被害も防げます。
また落ち葉や鳥の糞の汚れ、小枝のような落下物での傷も防ぎやすいでしょう。
洗車回数を減らせる
ボディカバーで汚れがつきにくくなるので、洗車回数を減らせるのもメリットです。
洗車回数を減らせると、洗車やワックスがけの費用も減らせます。
労力や金銭的負担を減らせる結果となります。
塗装やライトの劣化を防げる
車の塗装は汚れでも劣化しますが、劣化原因の大きな要因となるのが紫外線です。
紫外線を浴びた塗装は分子結合が崩れていくので次第に色褪せていきます。
より長く塗装の艶を保てるでしょう。
紫外線は塗装のみならず、車のヘッドライトにも降り注ぎます。
最近のヘッドライトは樹脂でできているために、塗装よりも紫外線の影響を受けやすいです。
紫外線でヘッドライトが劣化すると、次第に黄ばんでいき安っぽい印象になります。
ボディカバーをかければ、ヘッドライトが黄ばむのも防げます。
イタズラや車両荒らしを防ぐ
ボディカバーで車への物理的な被害を防げるのもメリットでしょう。
車にカバーをかければ、コインや石で傷つけられる被害を防げます。
傷つけるにはカバーを外して行わないといけませんが、わざわざカバーを外してイタズラする人はほぼいないでしょう。
またタイヤも覆うので、ナイフやドライバーを使ってタイヤをパンクさせられる被害もなくせます。
ボディカバーはドアも覆うので、車両荒らしも防げます。
車両荒らしの被害は車内のわずかな現金となりますが、ドアをこじ開けられるのでドア修理も必要です。
ボディカバーによって、余計な出費を出さずに済みます。
ボディカバーを使うデメリット
ボディカバーにはメリットの他にデメリットも存在します。
装着に手間がかかる
車全体を覆うためにボディカバーは大きいです。
使用するとすれば、駐車時にカバーをかけて運転時に外します。
大きなカバーであるために、毎日車を使う方であれば装着が大変です。
風の強い日はカバーをかけにくく、暑い日や寒い日は面倒と思うかもしれず。外した後はたたまないといけません。
特に大型車であればひとりで装着するのは難しいです。
購入前にはこのような手間は大丈夫かどうか考えておきましょう。
コーティングや塗装直後は使えない
コーティングや塗装の直後ではボディカバーはかけられません。
施工後にすぐボディカバーをかけると、カバーが擦れて傷をつけます。
コーティングや塗装を行ったときは、最低でも3ヶ月はボディカバーを使うのを控えたほうが良いです。
使い方によっては車に傷がつく
ボディカバーは使っていくと汚れていき、砂埃や泥、固形物などが付着します。
汚れたままのカバーを使うと車を傷つけます。
そのために定期的にボディカバーを洗わないといけません。
またカバー自体が車を擦って小さい傷をつけることもあります。
小さい傷は目立たないですが、何度も傷がつくと次第に塗装の艶が失われます。
さらにカバーをかけると内部が蒸れるので、古い車だと塗装の亀裂に水分が入り変色やひび割れを起こします。
ボディカバー使用時の注意点
正しくボディカバーを使用し車を傷つけないためには、いくつか注意点を考慮します。
車を駐車してすぐボディカバーをかけるのは避けたほうが良いです。
エンジンを止めた後は、マフラーが熱いためにそのままかばーをかけると車体にカバーが張り付くおそれがあります。
さらにボンネットやエンジンが熱い間もカバーはかけないようにしましょう。
ボディカバーはつけたままにすると、内部が湿気で湿ってきます。
湿度が高くなったカバー内部は、車の塗装やパーツにダメージを与えるかもしれませせん。
空気を入れ替えて湿度を下げるために、カバーを付け続ける場合には10日に1回程度カバーを外してください。
まとめ
ボディカバーはいくつもメリットがあり、車を汚れや守り洗車回数を減らせます。
またカバーで車を覆うために、車両荒らしやタイヤパンクなどの被害も防げるでしょう。
ただしカバーの取り付けや取り外しは大変というデメリットもあります。
もしもボディカバーを車に取り付けたままにするならば、定期的に外して内部の湿度を下げてください。