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チャイルドシートは何歳まで必要？違反した場合はどうなる？

更新日：2023年09月5日

2000年から車に子供を乗せるときは、チャイルドシートの使用が義務付けられました。
ただ何歳まで着用が義務付けられているのか、わからない方も多いでしょう。

また車のシートに設置のシートベルトは、身長140cm以上でないと使用してはいけません。
年齢が上がっても子供の身長が低い場合はどうすればいいのでしょうか？
そしてチャイルドシートの着用は何歳までと決まっているのでしょうか？
この記事でチャイルドシートの着用についてご紹介します。

チャイルドシート着用は何歳までと決まっているのか？

道路交通法の規定によると、チャイルドシートは6歳未満の子供を車に乗せるときに着用させると決められています。
子供の安全を確保するために、6歳未満の子供がいればチャイルドシートを1つ保有していると良いでしょう。

車に設置のシートベルトは身長140cm以上から

車に設置のシートベルトは、身長140cm以上の方が使うよう設計されています。
もしも6歳を超えていても、身長が140cm未満ならばチャイルドシートを使って車に乗せると安心です。

車には安全装置として、エアバッグが装備されています。
しかし身長が140cm以下だと、シートベルトを装着していてもエアバッグ作動では安全は十分確保できません。
つまり6歳になったらチャイルドシートを外すのではなく、身長が140cm以上になったらチャイルドシートを外し、車のシートを使うようにします。

チャイルドシート未使用の罰則

6歳未満の子供を車に乗せても、チャイルドシートを使わないときの罰金や反則金はありません。
ただし着用義務に違反した場合では、幼児用補助装置使用義務違反のために違反点数1点が加わります。

罰金や反則金がないので、チャイルドシート未使用を軽く考える人もいるかもしれません。
警視庁のデータによるとチャイルドシート未使用では、使用時に比べて死亡率が13.4倍にも跳ね上がります。
万が一の子供の安全を確保するために、チャイルドシートは着用するようにしてください。

チャイルドシート着用免除のケース

チャイルドシートは、以下のような場合は着用を免除されます。

・送迎バスのような座席にシートベルトがない車
・病気や怪我で着用が難しい場合
・体型が理由で着用できない場合
・バスやタクシーに乗ったとき
・病院に行くときや迷子保護など緊急時の場合

またその他にも、乳児のようなシート着用したままでは、オムツ替えや授乳が難しい場合も免除されます。
そして道路運送法第78条の2項と3項で許可された自家用運送者も、子供を乗せる場合は免除です。

チャイルドシートの選び方

子供の安全を確保するには、乗車させる子供にあったチャイルドシートを選びます。
安全なチャイルドシートの選び方のポイントをご紹介します。

対象年齢や身長体重

チャイルドシートは、大きく分けると以下の3種類です。

・ベビーシート
・チャイルドシート
・ジュニアシート

ベビーシートとチャイルドシートは乳児用で、ジュニアシートが学童用です。
3種類あるために、年齢や身長で適したシートを選びます。
それぞれのシートの適用範囲は以下の通りです。

・ベビーシート : 身長70cm以下、体重13kg未満
・チャイルドシート : 身長65～100cm、体重9～18kg
・ジュニアシート : 身長135cm以下、体重15～36kg

子供の身長や体重に合わせてシートを使い分けてください。

ちなみに身長136cm以上140cm未満だとジュニアシートもシートベルトも適用しません。
身長136cm以上140cm未満の子供は、ブースターシートがあるので使ってください。

ブースターシートは座席がないシートで、腰の位置を高めるために使用します。
ジュニアシートの上にブースターシートを置いて、その上に子供を座らせてシートベルトを締めます。

このために子供が140cm以上になるときまでは、いくつかのシートを使い分けないといけません。
1つずつ買うのが厳しいという方は、それぞれのシートをレンタルする方法もあります。

その他の点

快適性や安全性能、機能性なども見て使いやすいシートを選びます。
またチャイルドシートの取り付け位置も確認したほうが良い点です。
主にシートベルトで固定するタイプと、金属製コネクターを車両金具に差し込み固定するISOFIX（アイソフィックス）タイプの2つがあります。
自分の車がISOFIXに対応かどうかで、どちらを選ぶか決まるでしょう。