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炎天下の駐車は要注意!車内に置いておくと危ない物とは

更新日:2023年08月10日

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毎年日本の夏は30度を超える日も珍しくなく、炎天下の中で車にも直射日光が降り注ぎます。
そんな炎天下の中で車を止めておけば、車内の温度は50度以上です。
車内は高温になっているので、シートやボンネットに置いておくと危険なものがあります。
この記事で炎天下の中で車内に置いておくと危険なものをご紹介します。

目次

炎天下の車内に置くと危ないもの

真夏の炎天下に晒された車は、車内の温度が30分で50度以上になります。
直射日光を浴びているダッシュボードの温度は70度以上です。
密閉されている車内は湿気もこもりやすいために、高温多湿でサウナのような環境です。
高温の車内では、置いておくものによっては発火や爆発の危険があります。

スマホやノートパソコン

高温になった車内に放置しておくと、故障するおそれがあります。
故障しなくとも熱によってカバーや液晶、本体が溶けてベタベタになる可能性も高いです。

 

またスマホやノートパソコンにはバッテリーが搭載されています。
熱によってバッテリーが発火するかもしれず、車が全焼する危険もあります。

 

これはモバイルバッテリーも同じです。
またバッテリーではなく乾電池を車内に放置すれば、液漏れや発火するときもあります。

カーナビやドライブレコーダーは高温でも故障しないように作られていますが、高温状態が続けばパーツ劣化し、やがて故障するかもしれません。

ライターやスプレー缶

タバコを吸うならライターを、キャンプやバーベキューであればガスボンベ、日焼けのスプレーなどを車内に置いておくでしょう。
ガスの入った缶を車内に置いておくと、高温で膨張しやがて爆発します。

爆発の衝撃で車内にダメージを与え窓ガラスは破裂します。
もしも隣に車が止まっていれば、その車にまでダメージを与えるかもしれません。

 

火災が起これば車の延焼は避けられません。

また飲料水のようなペットボトルを高温の車内に放置すれば、膨張していきやがて破裂します。
シートに飛び散れば掃除が大変で、カーナビやドライブレコーダーにかかれば故障する危険があります。

 

アルコール消毒液を放置するのも注意です。
車内が高音になるとアルコールが蒸発し充満していきます。
その状態でたばこの火や静電気を発生させると、引火し爆発するおそれがあります。

プラスチック製品や化粧品

プラスチック製品は、熱によって溶けていき変形します。
もしも芳香剤やカップ飲料などと、プラスチックの容器の品物を置いておけば、変形によって中身がこぼれます。
そして化粧品であれば、溶けて変形し中身の液体が蒸発し品質低下を招きます。

メガネや水入りペットボトル

メガネは直射日光の降り注ぐ車内に放置すると危険です。
レンズが日光を一点に集中させ、一箇所を熱するのでやがて発火します。
このような太陽光を一点に集めて発火させるのを収れん火災と言います。
また水の入った透明な容器もレンズの役割を果たし収れん火災を発生させます。
太陽光を受けると収れん火災は起こるので、メガネや容器をダッシュボードの上に置くと危険です。

 

炎天下での車内の温度上昇対策

炎天下の中で車内が高温になるのは、窓から直射日光が降り注ぐからです。
エアコンをつければ車内の温度は下がりますが、車を長時間空けるときにエアコンをつけっぱなしにするわけにはいきません。
そこで高温にならないようにするには、窓の対策を行います。
いくつか手軽にできる対策をご紹介します。

サンシェード

手軽に行える窓の対策がサンシェードです。
停車時や駐車時に窓のサンシェードを下げておけば、室内に直射日光が入りません。

 

様々な種類のサンシェードが発売されています。
取り付け方法は吸盤式や静電気式、ドアに挟み込むタイプなどです。
折り畳めるタイプや丸めて小さくできるタイプなどあるので、使いやすい製品を選んでみましょう。
遮光率の高いサンシェードだと、直射日光をしっかり遮れます。

カーテン

カーテンもサンシェードと同じように使えます。
マグネットフックで取り付けるタイプは、一度つけると外すのが大変です。

 

レールを使うタイプは、家のカーテンと同じように開けしめできます。
何度も使うならばレールで取り付けるタイプが良いでしょう。
さまざまな色や柄があるので、車にあったデザインを選んでください。

窓を少し開ける

窓を開けておけば、車内を換気できるために温度上昇を抑えられます。
ただし窓が空いていると他人の注意を引くかもしれず、開いた部分から窓をこじ開けられるかもしれません。
防犯面で不安が残るので、あまりにも長い時間車から去るならば使わないほうが良いかもしれません。

 

まとめ

夏の炎天下の中では、車内は気温が上昇し30分程度で50度以上に達します。
高温の車内にスプレー缶やメガネを放置すると収れん火災が発生するかもしれません。

 

またスマホやノートパソコン、化粧品などは熱で変形し劣化させます。
その他にも高温の車内に置くと危険なものはあるので放置しないようにしましょう。
炎天下であれば、サンシェードやカーテンを使うと高温になるのを防げます。

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