更新日:2023年08月3日
車は自然と汚れてくるので、綺麗にするために洗車をします。
しかし手間がかかるので、洗車したくないという人もいるでしょう。
もしも車が汚れても放置して洗車しないままでいるとどうなるのでしょうか?
この記事で、車を洗車しないとどうなるのかご紹介します。
目次
洗車しない車はどうなるか?
もしも車が汚れても洗車しないでいるとどうなるのでしょうか。
どんな変化が車に現れるかご紹介します。
塗装がダメージを受ける
車は走らせれば雨が降り注ぎ、虫の死骸や鳥の糞、砂埃、鉄粉、タールなどが付着します。
これらの汚れが固着し拭いただけでは取れないシミになります。
バンパーやドアは、水滴が垂れたような跡ができ擦っても簡単には落ちません。
特にダメージを受けるのは足回りです。
サイドスカートは汚れとアスファルトのピッチタール、そしてドアのグリス、砂利道の品が混ざり合って付着し黒ずんだ状態に。
ホイールは錆びたような感じで輝きが失われ、ホイール内部は熱で汚れが焼き付きます。
ちなみに新車が納車されてから、長い期間一度も洗車しないと、車のボディや足回りには様々な汚れが付着しますが、キズは発生しません。
それは洗っておらず、スポンジやクロスでボディを磨いて擦っていないからです。
塗装が色褪せる
車の塗装は塗布してから時間とともに次第に色あせますが、洗車しないと色あせのスピードが速まります。色あせを早めるのが鳥の糞や虫の死骸などの汚れであり、このような汚れは酸性であるために塗装を傷めます。また雨が降って水垢ができると、ウォータースポットやイオンデポジットを作り、やはり塗装を傷めて色あせさせます。
色あせを早める大きな原因となるのが紫外線です。最近の塗装は最上層にクリア層という塗装があり、車に艶を出し下塗りや中塗りなどの塗装を保護します。このクリア層が紫外線でダメージを受けるので、塗装の光沢がなくなっていき色あせが進むのです。
車体が錆びる
車は鋼鉄などの金属のフレームやボディで構成されており、塗装しているので錆びません。
しかし塗装がダメージを受けると、汚れた部分に穴が空き、場合によっては一部が剥がれてきます。
塗装のない部分は雨水がそのまま金属部分に侵入するために、次第に錆びていきます。
サビが発生した初期段階であれば、磨いて削り取り補修すれば問題ありません。
そのまま放置してサビが進行すると、車のフレームやパーツにまで侵食しダメージを与えます。
ダメージが大きくなれば走行に影響が出て、場合によっては事故を起こす原因になるかもしれません。
サビが軽度ならば磨けば取り除けますが、フレームやパーツの細部にまでサビが侵食していて運転に影響を与えるならばまるごと交換しないといけません。
洗車しない理由とは?
車を頻繁に磨いて常にピカピカにする人がいる一方で、汚れていても洗わない人もいます。
汚れても車を洗車しない理由としては以下が考えられます。
・多少の汚れは気にしない
・面倒くさい
・洗車時間がない
車は走ればいいと思っているような人は、汚れていても気にせず洗車しないでしょう。
それどころか車について気にしない人は、少し傷がついたり凹んだりしていても直そうとはしません。
車が汚れていても、面倒くさいので洗車しないという人もいます。
そして洗車しようと思っても、時間がないために汚れをそのままにするという場合もあります。
手洗い洗車で車を綺麗にすればある程度時間がかかりますが、手短に洗車したいというときは機械洗車だと10分程度で終わります。
簡単な汚れならば、機械洗車でも十分に落ちるでしょう。
車の洗車が必要な理由
先に記載の通り、車は汚れてくるとボディにダメージを与えるので洗車が必要です。
車は雨風に晒され紫外線を浴び、埃や泥、時期によっては花粉や黄砂などで汚れてきます。
これらの汚れは塗装にダメージを与え、やがてフレームやボディにダメージを伝えます。
フレームやボディが劣化すれば、車の安全な運転に支障をきたすので洗車は必要です。
また車の見た目や価値を維持するためにも、洗車は必要と言えるでしょう。
汚れがついたままで、塗装が色あせ剥がれては見た目が悪く車を美しく保てません。
そしてサビつき塗装がボロボロであれば、車としての価値が落ちます。
フレームやボディが劣化していれば価値はほとんどありません。
長く安全にそして気持ちよく車に乗るためにも、美観や価値を保つためにも洗車はしないといけません。
ただし毎日洗車をする必要はありません。
汚れが目立つようになれば洗車すればよく、1ヶ月に1回程度でも構わないです。
少しの汚れが気になるならば、2週間に1回程度洗車してください。
まとめ
車は雨風にさらされ、砂埃や花粉など様々な汚れが付着します。
次第に汚れていき汚れを放置したままだと、塗装や車体にダメージを与えます。
美観や価値を損ない、安全な運転にも影響を及ぼすので定期的な洗車は必要です。
丁寧に洗うならば手洗い洗車を行い、手短に終えるならば機械洗車で洗うのが良いでしょう。