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梅雨の時期に必要なメンテナンスとは?

更新日:2023年07月14日

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長く続く雨の時でも車があれば移動に運搬に、なにかと便利。

でも、メンテナンスを怠ると長雨は車にダメージを与えます。

雨が一休みして雲の合間から太陽が覗いたら愛車メンテナンスのタイミング。

梅雨の時期に必要なメンテナンスを紹介します。

目次

タイヤの残溝をチェックする

雨が長続きするからといって、車のエンジン回りには大きな影響が出ることはありません。

メンテナンスは定期的なチェックや消耗品の交換で十分です。

 

ただし、タイヤは別。

タイヤは接地面に溝(トレッドパタン)が刻まれています。

雨の時は、この溝がタイヤと路面の間にある水を除去して接地面を確保するわけですね。

 

しかし溝が浅くなっていると水を除去する能力が低下してスリップしやすくなります。

雨の日の制動距離は晴天時に比べると約1.5倍、すり減ったタイヤでは約2倍になります。

高速道路で怖いのはハイドロプレーニング現象。

タイヤと路面の間に水膜ができて滑走するとステアリング操作が効かなくなります。

スリップサインが表れるのは溝の深さが1.6mmになった時。

安全な走行のためには、スリップサインが表れる前にタイヤを交換しましょう。

 

バッテリーの電圧をチェックする

タイヤの次にチェックしておきたいのがバッテリー。

長雨は電装品がフル回転で働く時です。

昼間でもワイパーやエアコンを使用、夜になればヘッドライトも加わります。

これらにオーディオやカーナビ、車内用モニターなどを使えば電気消費量は増すばかり。

それでも走行中はオルタネーターが発電するのでバッテリーに充電できます。

 

しかし、渋滞にハマるとエンジン回転数が下がり、発電量も減ってしまいます。

結果、電気消費量が発電量を上回り、バッテリーが上がってしまうことがあるのです。

雨の日の夜間、電装品の動きが悪くなっていたらバッテリーのチェックをしてください。

電圧が12Vを下回っていたら交換時期です。

 

チェック方法は電圧計を使います。

DIYで測るならシガーソケットに差し込むタイプがおすすめ。

やや精度は落ちますが、カンタンに電圧を測ることができます。

 

高い精度を求めるならバッテリーやOBD2コネクターにつなぐ電圧計があります。

しかし、これらを使うには知識と経験が必要なので修理工場などのプロに依頼した方が無難。

一般的に、バッテリーの寿命は34年といわれています。

アイドリングストップ機能搭載車になると23年。

この寿命が迫ってきたら、長雨が続く前に交換しましょう。

 

コーティングはボディの汚れを抑える最善策

長雨でもっともメンテナンスを必要とするのはボディ。

その理由は雨の影響で汚れやすく、しかも洗車できる日が限られているから。

汚れているボディに、さらに雨が降って汚れが堆積すると塗装面を傷めることがあります。

 

雨には大気中のチリやホコリ、車や工場の排出ガスなど不純物が含まれています。

二酸化硫黄や窒素酸化物などが溶け込んだ酸性雨は金属に悪影響を及ぼします。

 

また雨が上がって陽が差すと、ボディについた水滴が乾いて不純物だけが残ります。

この不純物がイオンデポジットとなってボディにシミを発生させるわけですね。

 

水滴がレンズの役目になってシミを作るウォータースポットも厄介な存在。

梅雨時期のボディ対策としては、こまめに洗車するしかありません。

 

ただし、汚れを軽減させる対策法はあります。

それは梅雨時期、長雨が続く前にボディをコーティングしておくこと。

ワックスや市販のポリマー系でも効果はありますが、最善策はプロ施行のガラスコーティング。

硬い被膜はボディから雨を滑り落とし、汚れを最小限に留めます。

汚れが付着してもカンタンな水洗いだけで除去できるのも大きなメリット。

梅雨対策だけでなく、美しいボディを長く保つためにも効果を発揮するコーティングです。

 

エアコンフィルターを交換して車内を快適に

車内の快適性を保つためのメンテナンスはエアコンフィルターの交換から。

長雨が続くと車内も湿気が多くなりがちですね。

そんな時に役立つのがエアコンの除湿。

でも、エアコンフィルターが汚れていたら除湿しても車内にイヤな臭いが充満してしまいます。

エアコンを作動させた時にカビ臭いな、と感じたらまずはフィルターを交換しましょう。

 

フィルターの場所は車のマニュアルに記載されており、作業はDIYでもカンタンに行えます。

注意点はフィルターを購入する際、必ず品番を確認して適合品を選ぶこと。

交換後でもイヤな臭いが出るようであれば、エアコン本体の掃除が必要となります。

DIYでは難しいので、修理業者などプロに依頼してください。

 

その他のメンテナンスとしてはワイパーゴムの交換やウインドウォッシャー液の補充など。

雨の時は車内に入る時、傘やコートについた水滴がシートなどを汚します。

水滴を放置すればカビが繁殖する恐れもあります。

車内に乾いたタオルをつねに用意しておけば、水滴も拭けるし乗員も快適ですね。

梅雨でもメンテナンスを怠らず用意を万全にして楽しいカーライフを送りましょう。

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