更新日：2023年03月17日

春になれば花粉が舞い散り花粉症で鼻や目が苦しいという方も多いでしょう。

車内にいても花粉は入ってくるので、春に運転するならば花粉対策は欠かせません。

運転時に花粉対策として使えるのはエアコンフィルターです。

この記事で、エアコンフィルターの活用方法をご紹介します。

高性能エアコンフィルターで花粉を車内に入れない

花粉は2～5月がピークで、アレルギーの方が吸い込めば鼻水や涙が出て苦しくなります。
マスクをして花粉対策を行うという方法もありますが、マスクは苦しくできればつけたくないという方もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが、車の構成のエアコンフィルターです。

エアコンフィルターはいくつか製品があり、製品ごとに性能が違います。

車のエアコンフィルターは、家庭用エアコンや空気清浄のフィルターと同じ働きをします。
外気を取り込みフィルターを通して不純物を取り除き、車内にきれいな空気を送る役割を果たします。
花粉を車内に入れないようにエアコンを使うならば、外気導入にして使用しましょう。
窓を閉めてエアコンを内部循環にすると、車内の二酸化濃度が高まり体に良くありません。

花粉対策として使えるフィルターの条件

カー用品店に行けば、車の高性能エアコンフィルターが見つかります。
一般的なフィルターは目の粗さが100ミクロンぐらいであり、埃は除去できても花粉は通します。
花粉を除去するならば、30ミクロン以下の目の粗さのフィルターを使いましょう。

これぐらいの目の粗さだと、花粉の他にPM2.5も除去できます。

もしも確実に花粉を除去するならばHEPAフィルター、または花粉除去できると書いてあるフィルターを使ってください。
わからなければお店のスタッフに相談するのも良いでしょう。

エバポレーターも綺麗にする

車内にはエアコン内部を通過した花粉をフィルターで除去してから空気が送られます。
しかしエアコン内部にはエバポレーターと呼ばれる装置も設置されており、これは熱交換器とも呼ばれるパーツです。
エアコン内部の奥に設置しているパーツで、通気性の悪い場所なのでカビが発生しやすく花粉も溜まりやすいです。
車内に綺麗な空気を送るならば、エバポレーターも掃除しておきましょう。

カー用品店ではエバポレーターのクリーナーが売っています。
ある程度は掃除できますが、十分に綺麗にならないならば専門業者に掃除してもらいましょう。
分解洗浄と高圧洗浄のどちらかを行えます。

分解洗浄はエバポレーターを外して洗うので確実に綺麗になりますが、時間がかかり費用が高いです。
高圧洗浄機を使い洗うのが高圧洗浄で、値段がリーズナブルで短時間で終わります。

エアコンフィルターの交換方法と寿命

エアコンフィルターは車内からは見えない場所に設置しています。
そのために取り外して交換するには若干苦労するかもしれません。

交換の手順は以下の流れで行います。

1、グローブボックスを外す
2、フィルターを引っ張って外す
3、新しいフィルターを取り付ける
4、グローブボックスを元に戻す

グローブボックスは、助手席のダッシュボード側にある小物や書類を入れられる収納場所です。

通常は爪で引っ掛けて固定してあるので、ねじるようにして爪を外してグローブボックスを取り外します。

グローブボックスを外すとエアコンフィルターが見えます。

フィルターは四角い形になっており、こちらも爪で固定されているために、最初に爪を外して引っ張り出します。
家庭用エアコンのフィルターとは違い、グローブボックスを外しただけではフィルター全体は見えません。

引っ張り出したら枠に入っているので、古いフィルターを枠から外し、新しいフィルターを枠に取り付けます。

取り付けたら、元あった場所にフィルターを設置しましょう。
最後にグローブボックスを取り付けて完了です。

エアコンフィルターの寿命

フィルターは年に2回交換するのが目安であり、花粉の飛ぶ3月前に交換したならば、半年後の9月に交換するのが良いでしょう。
汚れてくるとフィルターは茶色く変色するので、交換したときはどれぐらい汚れているか目で見てわかります。

フィルターは花粉の他に埃なども取り込み、さらにカビがはえるので半年以上使うのはおすすめできません。

フィルターは選択して再利用はできないので、交換するときは新しいものを買いましょう。
数千円程度の値段なのでそれほど高いものではありません。

購入するときは、自分の車に適合するフィルターを探します。
メーカーサイトで調べればわかりますが、調べてわからないときはカー用品店に行っても教えてくれるでしょう。

まとめ

日本は杉など花粉を発生させる木が多く、春先になると花粉が飛んできます。
車内にいても花粉が入るので、花粉対策ならばエアコンを使いましょう。
エアコンフィルターが汚れていると十分に花粉を除去できないので、綺麗なフィルターに交換してください。
車のエアコンフィルターは年に2回交換するのが目安です。