更新日:2023年02月20日
車を綺麗な状態に保つには、定期的な洗車は欠かせません。
洗車をすればすすぎは行うものであり、最後に拭き上げをして完了です。
拭き上げして水滴を取り除かないと、シミや汚れの原因となるので拭き上げは大切です。
しかし中には拭き上げせずに、そのまま走れば水滴が取れて乾くのではないかと考える人もいるでしょう。
走って乾かすのはありなのか、洗車後について考えてみましょう。
目次
洗車後に拭き上げしないとシミがつく
洗車した後に拭き上げせずに、そのまま走って乾かすと乾くのに時間がかかります。
なかなか乾かず水滴がそのまま車のボディに付着してイオンデポジットやウォーターデポジットと呼ばれるシミになります。
水シミとも呼ばれるシミです。
イオンデポジット
水滴が蒸発して水の中に含まれているミネラルやごみなどの不純物がボディに付着すると、白いリング状のシミとなりイオンデポジットと呼ばれる状態です。
水道水は純粋ではなく、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれ、サビのような不純物も入っています。
水滴は蒸発すると水分はなくなりますが、不純物はなくなりません。
その不純物が塗装面に固着しシミとなるのです。
イオンデポジットはできたばかりだと落としやすいですが、時間が経つとこびりつき専用クリーナーを使わないと落ちません。
ウォータースポット
イオンデポジットを長期間放置した後にできるシミです。
長期間放置したイオンデポジットは、やがて塗装内部までシミが浸透していき窪みができます。
この状態がウォータースポットです。
塗装にダメージを受けており窪んでいるので、洗っても取れません。
ウォータースポットができると、研磨しないと取れないために素人が取るのは難しいです。
業者に頼まないと取れないために、綺麗にするにはある程度の費用が必要です。
拭き上げせず高速道路を走ると汚れがつく
一般道はスピードをあまり出せないですが、高速道路ならスピードを出して走れます。
早く走れば水滴を吹き飛ばし乾くのではないかと考えるかもしれません。
高速道路を走るぐらいのスピードだと、車についた水滴は乾きます。
ただし様々なものが飛んでくるために、そのような飛来物が車に付着します。
走行によって飛んできた塵や砂埃のようなごみが塗装面につきます。
せっかく洗車したのにすぐ汚れるので、拭き上げせず高速道路を走るのはおすすめできません。
雨の日は洗車後に拭き上げしない
車を洗った後は拭き上げした方がいいですが例外もあります。
それは雨が降っているときです。
雨が降ると濡れるために、車にごみや小石がつきやすいです。
そのまま拭くとそれらの付着部と一緒に拭くこととなり、車の塗装を傷つけるからです。
もしも雨の日に洗車するならば、ガレージのような車に雨粒がつかない状態で行うならば、洗車後に拭き上げして構いません。
雨水は不純物が少ない
雨というと汚く不純物が多いとイメージするかもしれません。
しかし実は雨は不純物が少なく、水道水や井戸水の方が不純物が多いです。
そのために、雨水は車体についてもイオンデポジットやウォーターデポジットができにくく車の汚れを洗い流してくれます。
雨が降っているときは、カーシャンプーで洗いすすいだ後は拭き上げは必要ないのです。
ただし雨が降っている中で洗車するとき、ドアや窓を開ければ車内に雨が入ってくるので車内の掃除はしにくいでしょう。
雨で濡れた靴で車内に入れば汚れる可能性もあります。
洗車後に行う拭き上げのポイント
晴れた日に洗車するならば、すすいだ後は拭き上げしましょう。
車を綺麗に仕上げたいならば、拭き上げのポイントを抑えて行います。
拭き上げを行うならば柔らかいタオルを使用します。
雑巾のような床掃除のような掃除に使えるタオルだと固くて塗装面を傷つけるおそれがあるので、マイクロファイバータオルや洗車用タオルを使います。
拭き上げは車の上から下に行うようにして、最後にホイールを拭きます。
可能ならば何枚か拭き上げ用に用意した方が良いです。
洗車してタオルで拭くと汚れがつくので、そのまま車全体を拭けば汚れを他の場所につける結果となります。
そして窓ガラスは拭き上げした後に乾拭きするようにしましょう。
乾拭きしないと拭いたときの跡が残り、外からは目立ちませんが車内から見ると目立ちます。
綺麗に仕上げるならプロに依頼する方法もある
洗車後拭き上げしてもうまくいかない、洗車する時間がないというような方は、プロの業者に依頼するのも1つの方法です。
経験豊富な業者ならば、洗車してから綺麗に拭き上げしてくれます。
失敗なく行うので完璧に拭き上げしてほしい場合に重宝します。
車を洗って綺麗に仕上げるならば、プロの業者も検討してみると良いでしょう。
まとめ
車を綺麗にするために洗車しますが、洗車後には拭き上げを行い走って乾かさないようにしましょう。
拭き上げするときには車の上から下に行うようにして、柔らかいタオルを使用します。
雨の日は雨水に不純物は少ないので、洗車後の拭き上げは必要ありません。
もしも拭き上げがうまくいかないならば、業者への依頼を検討してください。