更新日:2022年10月26日
ガソリンと電力の両方で走る車がハイブリッド車。
低燃費でガソリン代が節約でき、排出ガスが少なく地球環境にも優しいです。
しかしハイブリッド車はメリットばかりではありません。
この記事でハイブリッド車のメリットとデメリットをご紹介します。
目次
ハイブリッド車の特徴
ハイブリッドとは組み合わせるという意味であり、ハイブリッド車は2つの動力源を備えます。
ガソリンエンジンと電気モーターの2つを装備しており、状況に応じて動力源を使い分けます。
例えば速度が遅いと電気モーターを使用し、速度が上がって燃費効率が良くなればガソリンエンジンに切り替えます。
このように使い分ければ、燃費効率が悪い低速は電気モーターでカバーして消費燃料を抑えられるのです。
一般的にハイブリッド車はガソリン車よりも燃費が良いです。
ハイブリッド車は電気モーターを積んでいるために、動かすためのバッテリーも搭載します。
このバッテリーが災害時は非常用充電として使用可能です。
バッテリーがありますが、コンセントにプラグを差して充電は必要ありません。
ガソリンエンジンを動かしているときに、減速時や坂を下りるときにタイヤの回転力を使用して回生充電します。
またエンジン近くにも発電機があるのでエンジンの回転力で発電機を回し充電できます。
ハイブリッド車のメリット
ハイブリッド車の主なメリットと言うと以下の通りです。
・燃費が良い
・減税が適用される
・静寂性が高い
燃費が良い
低燃費なのはハイブリッド車の大きなメリットでしょう。
車種にもよりますが、燃費はリッター23~28kmです。
電気モーターとガソリンエンジンを組み合わせているので、ガソリン消費を電気モーターで補えます。
また電気を使用して走行できガソリン使用を抑えられるので、年間のガソリン消費量も減らせます。
ガソリン車に比べるとハイブリッド車は1.5倍ぐらい燃費が良いです。
それだけガソリンスタンドに行く回数も減らせます。
最近はセルフスタンドが増えていますが、自分で給油するのが面倒だと思う方は手間が減るでしょう。
電気モーターも使用するために、エンジンを使う頻度がガソリン車よりも少ないです。
そのためにエンジンが長持ちし、ガソリン車よりも長く乗れます。
通常10万kmを超えたら寿命と考える人が多いですが、ハイブリッド車は20万km程度走ります。
減税される
そして電気モーターを使うために二酸化炭素の排出量も少ないです。
環境性能が国道交通省が決めている基準をクリアしているので、減税や免税の対象です。
購入時には自動車税、自動車重量税、自動車取得税の3つが減税されます。
自動車取得税と自動車重量税が最大で全額免除、自動車税は普通自動車75%、軽自動車は50%減税です。
静寂性が高い
運転時の他に始動時も静かです。
車を走らせても静かだと、特に夜中や住宅街を走れば迷惑をかけません。
エンジン始動はセルモーターを使わないために音が小さいです。
電気モーターだけで走れるので、モーター駆動だと音をそれほど出さずに走れます。
ハイブリッド車のデメリット
・バッテリー交換が必要
・走行音が小さい
・冬は燃費が悪い
バッテリー交換が必要
ハイブリッド車には駆動用バッテリーを積んでいるために、次第にバッテリーが劣化します。
消耗したバッテリーはいつかは効果が必要であり、10万円以上の費用がかかります。
ただし最近はバッテリーの性能が高まっており、車の寿命が訪れるまで交換の必要がありません。
デメリットと言えますが、最近のハイブリッド車だとバッテリーの問題はデメリットにはならないでしょう。
しかしバッテリーを酷使した場合は別で交換が必要となります。
主に次のような使い方をすればバッテリー寿命が早く訪れます。
・電気モーターのみで走るEVモードを多用する
・バッテリー残量が空になってから満充電するを繰り返す
つまり意図的にバッテリーを使う状況が多いと、バッテリーの劣化が早いです。
ハイブリッド車は電気モーターとガソリンエンジンの割合をバランスを考えて自動的に切り替えます。
そのバランスを運転者が意図的に変えるとバッテリーを酷使します。
走行音が小さい
電気モーターで走るために走行音が小さいです。
ガソリン車だとエンジン音がするので、歩行者は車が近づいても気づきますが、ハイブリッド車は気がつきにくいです。
エンジン音を発するスピーカーを設置している車もありますが、全ての車ではありません。
運転するときは歩行者が気がついていないかもしれないと、自分で注意して運転するしかないです。
人がいる場所はスピードを落とした方がいいでしょう。
冬は燃費が悪い
車の暖房を使うと、ガソリンエンジンを回転させて発生した熱を暖房用に使用します。
ハイブリッド車は電気モーターで駆動していても、暖房を使うと無理矢理エンジンを回転させて熱を発生させます。
冬場は車内が快適になるほど暖房を使うほど燃費が悪くなります。
まとめ
ハイブリッド車はガソリンエンジンの他に電気モーターも使用して走行します。
電気モーターを使うので燃費が良く、エンジンの消耗が緩く長く乗れます。
また購入時には自動車税などの減税を受けられるので、税金面で有利です。
ただし走行音が小さいので歩行者が気づきにくく、冬は暖房を使うほど燃費が悪くなります。