更新日:2022年09月21日
車内はさまざまな汚れがついていきます。
日焼け止めも汚れの1つであり、海水浴やレジャーに行くときに車内で日焼け止めを使うとシートに付着して汚れるときもあります。
日焼け止めの汚れはシミとなるので目立つものです。
シートに日焼け止めがついた場合は、どのように対処すればいいのか解説します。
目次
シートの日焼け止めの汚れは落としにくい
日焼け止めは油分を含んでいるために、シートにつくとシミになり取りにくいです。
放っておけば取れなくなり、やがてシートが変色します。
車内で日焼け止めを使ったときはわからなくとも、後で汚れに気づく場合もあります。
シートのみならず、ハンドルやダッシュボードに日焼け止めの汚れがつくことも。
日焼け止めの汚れは気づいたら早めに掃除して取り除きましょう。
シートに付着し放っておくとシミになります。
油分を含んでいるために水拭きだけでは取れません。
シートは革製と布製があるので、素材によっても掃除の仕方が違います。
シートについた日焼け止めの落とし方
シートの素材は、主に以下の3つがあります。
・布
・合皮
・本川
素材によって落とし方が違ってきます。
次からはそれぞれの素材での日焼け止めの落とし方を見てみましょう。
布のシート
布はファブリック素材の場合もありますが、どちらも落とし方は一緒です。
基本的に温めて日焼け止めを浮かせてから拭き取ります。
以下の手順で落としてみましょう。
1、熱めの濡れタオルを用意する
2、日焼け止め部分にタオルを押し当てる
3、30秒ほど置いてからタオルで拭き取る
綺麗になるまでタオルを押し当てて拭くという手順を繰り返します。
押し当てるのではなく、ポンポンと叩くようにしても構いません。
ベンジンを使っても同じように日焼け止めが綺麗に取れます。
また、頑固でなかなか落ちないのであれば、化粧品のクレンジング剤や食器用中性洗剤を使ってください。
ベンジンを使うときは燃えやすいので注意しましょう。
合皮シート
合皮素材のシートであれば、専用の洗剤やクレンジング剤を使うと綺麗になります。
次のようにして日焼け止めを拭き取ってください。
1、タオルにクレンジング剤または専用洗剤をつける
2、日焼け止めがついた部分にタオルを押し当てて30秒ぐらい置く
3、タオルで拭き取る
綺麗になるまで繰り返します。
専用の洗剤はカー用品店などで売っており、シートクリーナーなどを使って落とします。
本革シート
本革シートの汚れは、クレンジング剤や洗剤を使ってこすると表面を傷めます。
スプレータイプのシートクリーナーを使うと傷めずに日焼け止めを落とせます。
1、タオルにシートクリーナーを吹きかける
2、日焼け止め部分にタオルを押し当てる
3、汚れがあればタオルで拭き取る
力強くこすると本革にダメージを与えるので、上記の作業を行っても日焼け止めが落ちないときは、専門業者やディーラーに任せた方が無難です。
無理に落とそうとするとシミが酷くなる場合があり、余計に革を傷めるので無理はしないでください。
合皮と本革の見分け方
革のシートは、合皮か本革か見分けがつかないかもしれません。
見分けるなら触ってみましょう。
本革はしっとりしておりざらつくような感覚であるのに対して、合皮はツルツルです。
また本革は吸湿性があるので、汗などを吸収します。
見た目でも違いがあり、本革はシワが不規則で合皮は毛穴のブツブツが見えません。
本革には繊維の羽毛立っている部分があり、本革はツルツルなので羽毛立ちはないです。
そして本革は劣化してもひび割れや剥がれないのに対して、合皮は経年劣化でひび割れたり剥がれたりします。
日焼け止めの汚れが落ちないときは業者に依頼する
シートについた汚れは、無理に落とそうとすると表面を傷めます。
自分で掃除しても落ちないとなれば、クリーニングしてくれる業者に依頼しましょう。
・カーディーラー
・クリーニング専門店
・洗車業者
・カー用品店
料金はシート1個につき5,000円前後です。
頑固な汚れであれば、専門店やディーラーの方が専用洗剤を使うのでより綺麗に落とせます。
あまりに汚れが酷いならば、シートの貼り替えを検討してみましょう。
シートにカバーをかけておくと、日焼け止めを使ってもカバーが汚れるだけであり、シート本体は汚れません。
カバーが汚れれば取り外して洗濯機で洗えます。
なければ日焼け止めを車内で使うときに、バスタオルなどを敷いてから使うと良いでしょう。
ハンドルやダッシュボードにも日焼け止めは付着するので、車内で使用するときは注意しましょう。
まとめ
日焼け止めはレジャーや海水浴にいくときに、車内で使用するでしょう。
油分を含んでいるために、シートに付着すると水拭きだけでは落ちません。
付着した場合は洗剤やクレンジングを使ってタオルで拭き取りましょう。
シートにはいくつか素材があるので、素材に応じた洗剤やクレンジングを使って掃除しましょう。
どうしても落ちないとなれば、専門業者にクリーニングを依頼してください。