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車の錆は補修すべき?放置するとどうなる?

更新日:2022年08月17日

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鋼鉄で造られている車のボディは、水分や空気が触れると錆びます。

小さい錆でも次第にボディ内部に浸食するので、放置するのは止めた方が良いでしょう。
早めに錆は修理するようにします。
この記事で、車に発生する錆の修理方法をご紹介します。

目次

車が錆びる原因

鉄が酸化したのが錆です。
車のボディは鋼鉄でできていますが、表面は塗装が施されており塗装には防錆効果もあります。

 

塗装が剥げると水分や酸素と反応し、ボディ表面がイオン化して錆が発生します。

錆が発生するには水分と酸素が必要です。
雨が降って剥がれた塗装部分に雨水が付着して放置すれば錆はできてきます。

 

また海水や潮風を浴びても錆びていき、雪も解けると水分になるので錆を発生させる原因です。
さらに融雪道では塩化カルシウムなどの融雪剤が使用されており、撒かれている道を走るとボディ下部に付着し錆を作っていきます。
鉄粉や鳥のフンも付着したままにすると錆ができます。

 

水分や塩分の含むものが、剥がれた塗装部分に付着し放置すると錆ができるんですね。

ちなみに車であれば新車でも、塗装が剥がれるとやがて錆が発生します。

 

錆が発生しやすい場所

錆ができやすいのは水が溜まりやすい場所や、雨水や泥が付着しやすい部分です。

 

・下回り
・マフラー
・タイヤハウス
・リアフェンダー内側
・ドアやボンネットの端

 

ドアやボンネットは内側がカーブしているために水が溜まりやすいです。
防水処理が施されていますが、車が古くなると防水効果が薄れて錆が発生します。
その他に道路の地面に近い部分も錆ができやすいです。

車の錆を放置した場合

小さな錆でも放置しておくと、やがてボディ内側に広がっていきます。
知らない間にボディやパーツに穴が開き、走行不能になるなど車の不具合が発生します。
マフラー部分は錆で穴が開きやすいです。
小さい錆であれば擦れば落ちますが、ボディやパーツに穴が開いたら大がかりな修理が必要で費用がかかります。

 

錆止め対策

車の錆を防ぐには、大きく分けると以下の2つの方法があります。

 

・こまめに洗車する
・アンダーコート施工する

洗車する

鳥のフンや鉄粉、融雪剤などが付着したままにすると錆ができます。
洗車すれば錆の原因となる付着物を取り除けるので、錆対策にはこまめな洗車が有効です。

 

車を洗えばいち早く錆に気づき、塗装が取れた小さな傷も発見できるでしょう。

ボディ全体を洗車するので、車を洗うときは下回りも綺麗にします。
ホースを使っても洗えますが、高圧洗浄機を使うとより綺麗に洗えます。
自宅に高圧洗浄機がない場合は、ガソリンスタンドの高圧洗浄機を使うと良いでしょう。

アンダーコート施工

車の下回りに塗料を塗るのがアンダーコート施工です。
厚みと弾力のある塗料を塗るので、飛び石が当たっても塗料が剥がれません。
ガソリンスタンドでも簡易的に施工できますが、専門店で本格的な施工も行えます。

 

アンダーコート施工は専門店で行うと、3~6万円の費用です。

自分でも防錆剤を下回りに塗って、アンダーコート施工のような対策ができます。
その場合は車のジャッキアップが必要であり、ジャッキアップ後に下回りを洗浄してから防錆剤を塗りましょう。
洗浄後に十分乾燥させてから防錆剤を塗ります。

 

錆落とし方法

小さな錆であれば自分で落とせます。
サンドペーパー、パテ、塗料を用意して、以下の手順で錆を落としていきます。

 

1、サンドペーパーで錆を擦って落とす
2、パテを使ってサンドペーパーで擦った部分を補修する
3、研磨して塗ったパテ部分を平らにする
4、塗料を塗る
5、再度検波して塗装を平らにする

 

上記の流れで小さい錆はなくなります。
錆をサンドペーパーで落としたら塗装がなくなるので、パテで平らにしてから塗料を塗りましょう。

 

車の塗装は通常、下塗り・中塗り・上塗りの3層です。
最近の車は上塗りの後に、艶を出し塗装部部分を保護するクリア層の塗料も塗ります。

日頃から錆を見つけたら、時間のあるときに落としていけば錆が大きくなる心配がありません。

 

ただし塗装は素人が行うと若干汚くなりますが、塗る部分が狭ければ目立ちません。
錆をサンドペーパーで落とし塗装するだけなら費用はそれほどかからないでしょう。

大きな錆は専門業者で修理

錆が広範囲に広がった場合や、ボディに穴が開いた場合は自分で修理するのは難しいです。
自分で修理できないような錆であれば、専門業者に依頼して修理してもらいましょう。

 

錆は少しでも残っていると、小さな錆部分からボディ全体に広がります。
そのために下手に自分で修理するよりも、業者に修理してもらった方が確実です。

 

業者での修理も錆を落としてから板金して、その後塗装を塗ります。
パールカラーやメタリックカラーの塗装も業者で対応可能です。
ただし錆によって大きく穴の開いたパーツならば、修理するより交換した方が安い場合があります。

 

まとめ

車は錆び防止のためにも塗装が塗られていますが、塗装が剥げると剥がれた部分が錆びます。
錆は小さくても放置していけば広がっていき、やがてボディに穴を開けます。
小さい錆であれば見つけたらサンドペーパーで磨いて取り除きましょう。
自分で修理できないような大きな錆であれば、業者に修理してもらった方が確実です。

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