更新日:2022年07月15日
ステアリングの近くに付いているのがパドルシフトです。
ステアリングを握ったままシフトチェンジでき、マニュアル車のような操作感を得られます。
パドルシフトは後付けが可能なのでしょうか?
この記事で、パドルシフトのメリットと後付け方法についてご紹介します。
目次
パドルシフトとは?
ギア変速を行うパーツがパドルシフトです。
マニュアル車以外で、オートマチック、CVT、DCTの3つの種類の車に搭載されています。
ステアリングの横にシフトレバーのようなものが付いており、それがパドルシフトです。
パドルシフトはステアリングの左右にあり、右手側がシフトアップ左手側がシフトダウンです。
1速から2速に上げるなど、シフトチェンジするときに使います。
オートマチックカーに搭載されていますが、最近は軽自動車やミニバンなどにも装備されています。
ちなみにパドルシフトは、1989年のフェラーリのF1に装備されたのが始まりです。
パドルシフトを備えておけば素早いシフトチェンジを行えます。
パドルシフトの使い方
パドルシフトを使うときは、多くの車で先にマニュアルモードに変えます。
マニュアルモードに変える方法は以下のどちらかです。
・チェンジレバーをMに合わせる
・パドルシフトを長押しする
どちらの方法でマニュアルモードに変わるかは車種ごとに違います。
マニュアルモードに変わったら、パドルシフトを操作してシフトチェンジします。
パドルシフトのメリットとデメリット
マニュアル車よりもスムーズなシフトチェンジが可能ですが、自由にギア変速できない場合もあります。
パドルシフトにもメリットとデメリットが存在します。
メリット : 燃費が向上しブレーキパッド消耗を抑える
早めにシフトチェンジすると、より燃費向上に貢献します。
ただしどの車種でも燃費が向上するというわけではありません。
CVT車などでも性能が上がっているので、Dレンジでの走行の方が燃費が良い場合もあります。
オートマチックだと、早めにシフトダウンするとエンジンブレーキが利き、ブレーキパッドやブレーキディスクの消耗を抑えられます。
長い下り坂だとブレーキを使用すると摩耗が激しいので、エンジンブレーキによって摩耗を抑えられます。
オートマチック車だとギアチェンジは自動で行われます。
パドルシフトを使用して自分でギア操作を行えば、自分で車を操っている感覚を得られ走りを楽しめます。
デメリット : パドルシフトの位置が合わない
ステアリングを握ったままパドルシフトは操作できます。
人によってはパドルシフトまで指が届きにくいために操作しにくいです。
特に手の小さい方はパドルシフトが使いにくいでしょう。
操作しにくいと運転でストレスを感じるかもしれません。
もしも純正のパドルシフトが使いにくいとなれば、社外品のパドルシフトに交換できます。
カー用品店や通販サイトで社外品が売っているので、自分の車にパドルシフトを探してください。
デメリット : 思い通りにギア変速できないときがある
パドルシフトでのシフトチェンジは、1段ずつしか行えません。
マニュアル車だと1速から3速などにギアチェンジできますが、パドルシフトは1段ずつの変速です。
つまりパドルシフトで1速から3速にするには、1速→2速→3速と3回操作しないといけません。
急激にスピードを抑えるような場合に4速から一気に2速にシフトダウンはできません。
パドルシフトだと思い通りにギアチェンジできないと感じるかもしれません。
パドルシフトは後付けできるの?
社外製のパドルシフトが発売されており、搭載されていない車に後付けできます。
ただし全ての車に対応しているとは限らないために、商品概要を見て自分の車に対応しているか確認しましょう。
分からない場合はメーカーに聞いてください。
同じ車種であれば、上位グレードの車に付いているパドルシフトを自分の車に取り付ける方法も使えます。
ただしパーツを使うとなれば、メーカー保証対象外です。
上位グレードの車のパドルシフトを使うなら、ディーラーなどに取り付けを依頼するのが良いです。
取り付けは業者に依頼しよう
パドルシフトは1~3万円程度です。
購入して自分で取り付けもできますが、ステアリングの後に取り付けた後は配線しないといけません。
車によっては配線が通っていないので自分で配線を通します。
素人だと配線まで接続するのは難しいでしょう。
パドルシフトを後付けするならば、業者に依頼した方が無難です。
費用は数千円かかりますが、自分で取り付けようとして配線が切れたら大変です。
取り付け工賃は車種によって変わるために、業者に依頼するときに確認すると良いでしょう。
まとめ
パドルシフトはステアリングを握りながらシフトチェンジできる便利なパーツです。
燃費向上やブレーキパッドの摩耗抑制に役立ちます。
社外品が売られているので、パドルシフトの付いていない車にも後付けできます。
自分でも取り付け可能ですが配線しないといけないので、パドルシフトの取り付けは業者に依頼してください。