更新日:2022年03月22日
どんな車であってもやがて寿命が来て買い替えの時期は訪れます。
しかし、車の寿命はどれぐらいで、いつ買い替えればいいのかと、適切な買い替えのタイミングはいつなのかはわからないものです。
この記事で、車の買い替えの時期の目安をご紹介するので参考にしてください。
目次
車の買い替え時期の目安
人によって車を買い替える理由は違いがあり、さまざまな理由で買い替えを行います。
いくつか代表的な買い替えの目安となる理由をご紹介します。
車検を受ける前
車を購入すれば、新車購入から3年後に最初の車検があり、その後は2年ごとに車検を行います。
3年目、5年目、7年目で車検のための費用や見つかった不具合や欠陥場所のメンテナンス費用が必要です。
車を買ってから年数が経つほど不具合が起きやすく、メンテナンス費用がかさみます。
車検やメンテナンス費用と買い替えの費用を検討して、車検前に車を買い替える方がいます。
同じように、自動車税が上がるタイミングでも買い替える方がいます。
ディーゼル車は11年、ガソリン車は13年、軽自動車が13年を越えると自動車税が上がるために、税金が高くなる前に買い替えるのです。
10年10万kmを過ぎたとき
一般的に言われている車の買い替え時期の目安が、購入後10年経過したときか10万km走行したときです。
10年経過または10万kmを越えると、エンジン周辺などの各パーツの修理が必要になり修理費用が高くなります。
タイミングベルトやサスペンション、オルタネーターなどの部品は、10年または10万kmで交換時期が来ます。
そのために、時期が来ると次々と交換部品が出てくるので多額の費用が必要です。
長く車を使っていれば故障のリスクも高まるために、10年または10万kmで買い替える方がいます。
また年数や走行距離が短くても、メーカー保証がなくなると、パーツの交換や修理は有償となるので、メーカー保証が切れるタイミングも買い替えの目安となります。
ライフスタイルが変わるタイミング
引越しや転職によって、通勤距離が長くなれば燃費の良い車に買い替える方がいます。
移動距離が同じでも、低燃費の車やハイブリッドカー、電気自動車ならば燃料費が安くなるからです。
さらに家族が増えたので、家族全員が乗れるように軽自動車からミニバンなどに替える方もいます。
またはその逆で、子どもの独立を機に軽自動車にするような夫婦もいます。
車の買い替えの平均時期
車の平均的な買い替え時期は、7~10年で買い替える方が多いです。
自動車検査登録情報協会が令和2年に発表したデータによると、乗用車の平均買い替え年数は8.72年でした。
走行距離で言えば、10万kmが買い替えの目安です。
日本の車は部品の信頼性が高く壊れにくくなっているので、走行距離が10万kmを越えても十分に使用できます。
メンテナンスを行っていけば、15万kmや20万kmでも乗れるでしょう。
10万km以上走行しても車の使用には問題ありませんが、中古車として売るとなればほとんど値がつきません。
査定額はゼロに近いです。
中古市場には走行距離3万kmや5万kmの中古車もあるので、わざわざメンテナンス費用が高くなる10万km越えの車を買おうと思う方は少なく、そのために査定額で値がつきません。
10万km以上の走行距離だと中古車として売っても値がつかないので、その前に売ろうという方が多いのです。
買い替え前に行うこと
車を買い替えるとなれば、スムーズに買い替えるために以下の3点を行っておきましょう。
・買取相場を調べる
・ローンの確認
・自動車税の確認
最初に自分の車の買取相場を調べておきます。
相場を知らないと、中古買取店で査定額を聞いても金額が高いか安いかわかりません。
一括査定を利用するか、車メーカーのサイトの下取りシミュレーションを利用するかによって、車の買取相場を調べられます。
ローンを利用するならば、いくら借りるか、月々いくらの返済額になるか、何回払いを利用するかなど、詳しく返済について調べます。
借入額や返済額を知っておけば、計画的に返済でき返済不能に陥るリスクを減らせます。
また住宅ローンなど、他のローンの支払いがあるならばいくら残高があり、毎月いくら支払うかも確認します。
住宅ローンなどがある中で、自動車ローンを組めば毎月の支払い負担は増えて家計を圧迫します。
自動車税を未納したまま車を売るとなれば、自動車税の支払いが必要です。
中古車店によっては、査定額から未納額を引いてくれる場合もあります。
そして新しく購入する車に関しては、毎年4月1日に車の持ち主に自動車税の支払いの請求がきます。
4月以降に購入した場合は、購入月の翌月から翌年3月までの支払いを行います。
また車を売るとなれば、自動車検査証や自賠責保険証明書などが必要です。
このような必要書類を揃えておくと、スムーズに車を売却できます。
まとめ
車は年数が経ち走行距離が長くなるほど、査定額が下がります。
10万km以上の走行距離になるとほとんど査定額で値がつかないです。
さまざな理由で車を買い替えますが、今持っている車を売るなら早い方が高く売れます。
予算と使用目的を考えて、どの車を買うか決めてください。