更新日:2022年03月16日
道路に溜まった雨水などを排水するために接地されているのが側溝です。
誤って側溝にタイヤが落ちるときもあり、そうなると車は停車し進めないです。
タイヤが溝に落ちたら焦るかもしれませんが、冷静になって対処すれば車を救出できます。
この記事で、タイヤが側溝に落ちたときはどうすればいいのか?その対処方法をご紹介します。
目次
タイヤが側溝に落ちたときの対処方法
タイヤが路肩の側溝に落ちたら車は進めなくなるので、タイヤを持ち上げて道路の上に移動させれば問題は解決します。
最初に車から降りて前後のタイヤを確認し、どれぐらいタイヤが側溝に落ちたのか、タイヤが浮いているか地面についているか確認します。
このタイヤの状態により、どんな方法で車を救出できるか決まってきます。
手で持ち上げる
車の運転者や同乗者が手で持ち上げるのが、最も簡単な対処方法です。
乗車人数が4人以上いれば、車を持ち上げて路肩からタイヤを外せるかもしれません。
交通量の多い場所では、2次被害が発生する恐れがあるので、持ち上げるときは周囲に注意してください。
最初にハザードや三角表示板などで周囲に、自分の車の存在を知らせます。
安全を確認したら車を持ち上げますが、セダンなら1.5t程度、軽自動車は0.8t程度です。
成人男性が4人ぐらいで車の片方を持ち上げれば、脱輪したタイヤを道路に復帰させられます。
ハンドルを切って発進させる
浅い側溝にタイヤが落ちたときは、ハンドルを切って強くアクセルを踏めば脱出できる場合があります。
もしもタイヤが側溝から外れたら、すぐにアクセルから足を離さないと、そのまま車が急発進しどこかにぶつかるかもしれません。
十分な発進スペースがないと、危険を伴う方法です。
また無理にタイヤを回転させると、タイヤが外れる危険もあります。
タイヤが浮いておりアクセルを踏んでも空転するようでは、この方法は使えません。
ジャッキで車を持ち上げて脱出させる
車にジャッキを積んでいれば、ジャッキアップしてタイヤを浮かせて車を脱出させられます。
ジャッキでタイヤを持ち上げ、タイヤの下に板などを挟んで発進すれば、車が脱出できます。
この方法は、ジャッキとある程度強度のある板があるときに使える方法です。
側溝の溝があるので、ジャッキを使うときはジャッキを置く場所を考えないといけません。
無理してジャッキアップすると、ジャッキから車が外れる可能性があり危険です。
ロードサービスを呼ぶ
確実に側溝に落ちた車を救出するならば、ロードサービスを呼びます。
保険に加入しており、ロードサービスが付帯していればカスタマーサポートに電話すると現場までレッカー車が来てくれます。
保険に加入している方のみ使用できる方法ですが、電話してから現場にレッカー車が来るまでには時間がかかります。
保険でのサービスがなければ、JAFのサービスを利用できます。
こちらも電話すれば、現場まで来てレッカー移動してくれます。
入会金と年会費を払っている方はレッカー移動は無料であり、払っていない方は有料でのレッカー移動です。
JAFのサービスも、現場まで来るには時間がかかります。
どうしても自分では車を救出できないとなれば利用すると良いでしょう。
自分の車のどこにフックを引っかける場所があるか、JAFに加入しているかどうか確認しておくと、タイヤが側溝に落ちても冷静に対処できます。
また、万が一に備えてスペアタイヤを車に積んでおけば、タイヤが側溝に落ちた衝撃でパンクしても対処できます。
タイヤ脱出後のチェック箇所
上手く側溝からタイヤが脱出して車が動くようになったら、車に被害がないか確認します。
タイヤが側溝に落ちたら、足回りなど普段の走行では接触しない場所が地面に接触するかもしれず、どこかに破損や故障が発生しているかもしれません。
最初にタイヤやホイールの歪みと傷を確認します。
ホイールに傷がついていたり、タイヤがパンクしていたりする場合があります。
表面の傷をチェックするために、タイヤの両側から見て確かめます。
アライメント調整と足回りの歪みチェック
タイヤ軸に対するホイールの角度がアラメントです。
ホイールは車に対して垂直になるように調節されていますが、タイヤが側溝に落ちるとアライメントが狂うかもしれません。
アライメントが歪むと、タイヤの片方だけすり減り、ハンドルを切らずとも車が左右に曲がります。
自動車整備工場などに行き、アライメントが歪んでいないかどうか確かめ、調節してもらうことをおすすめします。
車を正常に走行させるために、ホイールの動きを制御するロアアームや、衝撃吸収するショックアブソーバーなどがあります。
これらに異常があると正常な走行を妨げるので、整備工場で点検してもらってください。
自分でも点検はできますが、専門知識や専門の装置が必要となるので、自分でのチェックは無理なら専門業者にチェックしてもらうことをおすすめします。
まとめ
側溝のある道もあり、特に視界の悪い夜中や滑りやすい雨道や雪道では、タイヤが側溝に落ちるときもあります。
タイヤが側溝に落ちたときは、焦らず冷静になってどのようにタイヤを脱出させるか考えます。
タイヤが脱出させた後は、タイヤやホイール、足回りに異常がないかチェックしてください。
自分でチェックできない場合は、専門業者にチェックしてもらいましょう。
※こちらのブログ記事は皆さまのカーライフをより豊かに!を目的としてユナイトよりお送りしております。当店はカーコーティング専門店のため、コーティングや洗車以外のお問い合わせには回答ができかねることがございますので、ご了承のほどお願いします。
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